面倒事を押し付けるママ友

日本人の大まかな特徴として親切心というのがありますね。

困った人には手を差し伸べようという考えはステキなことです。

そして、遠慮深いというのも日本人の大まかな特徴の一つですね。

この両者がそろった時には人間関係はうまく行きます。

一方は親切な人でもう一方は本当に困った時にだけ遠慮と感謝を忘れずに人の手を借り、後に恩返しと言う形で恩を返します。

しかし、残念ながら、日本にはこの両者に属さない、ただただ、面倒事を押し付けようとばかりする人がいます。

自分の周囲にこのタイプがいれば、ストレスがたまりまくりになります。

ママ友関係でも面倒事を押し付けようとばかりする人がいます。

明るい顔で図々しい事を平気で言ってくる人です。

「えっ?大手安売りスーパーに買い物に行くの?私もあなたの車に乗せて行って!」

「幼稚園のバザーの買い出しに行ってくれる?」

「お酒飲めないなら、飲み会の送迎お願いしていい。」

などなど。

ママ友間では、面倒事を押し付けようとばかりする人は気の優しい遠慮深い人をターゲットにして面倒なことを全部押し付ける傾向にあります。

気の優しい人は「NO」と言うことができないので、ストレスをためながら面倒事を押し付けようとばかりする人に使われてしまうことになります。

もちろん、悪いのは、面倒事を押し付けようとばかりする人ですが、気の優しい人は人生勉強だと思って、思い切って「NO」を言って見ましょう。

相手のの図々しさに歯止めがかかり世の中のためにもなりますし、何より、自分のストレスが軽減されます。

「NO」というのもストレスですが、世のため人のため自分のためと思ってがんばりましょう。

面倒事を押し付ける店長

私は以前、コンビニエンスストアでアルバイトをしていた時期があります。

その時の店長さんが、私に面倒事を押し付けようとばかりする人だったのです。

店長さんは整理整頓が苦手らしく、倉庫の中に適当に物が置かれていました。

それを私に、すぐに欲しいものが取り出せるように、整理をしてほしいと頼んできたのです。

自分としては整理整頓は好きだったので、まあいいかなと思いました。

しかしあまりにも物が適当に置かれていて、どう整理したらいいか、頭の中を整理するのに時間がかかってしまったのです。

それでもやっとわかりやすく整理することができ、その時に達成感は言葉では表せないほど爽快なものでした。

またある時は、店長さんが商品の発注ミスをしたらしく、私にそのミスを訂正してくれと頼んできたのです。

自分がミスったんだから、自分で訂正してくれよと思いましたが、アルバイトの身なので、黙って従いました。

発注ミスは商品の種類や数など多岐に渡っており、頭がこんがらがりそうになったのです。

先方には嫌味を言われたりして、なんでミスをしていない自分がこんな思いをしなくてはならないのだろうと、心の中で憤りがふつふつと湧いてきてしまいました。

ですがこの店長さんのおかげで、仕事のやりがいのようなものを体験することができ、今ではいい思い出となっています。

面倒事を押し付ける人は自己中心的な人

面倒事を押しつけようとばかりする人は、他人が自分のために行動したり尽くしたりするのが当然だと考える自己中心的な人です。自分にとってはどれだけ面倒なことでも他人の手に渡ってしまえばどうでもよくなりますし、その面倒事を片付けてもらったことに対してそれ程感謝の気持ちもありません。ただ面倒事を回避できたという安心感と、人に押しつけて楽できる立ち回りのうまい自分はすごいという自画自賛の心理に舞い上がるだけです。相手に申し訳ない、やってもらってありがたい、という気持ちに欠けているからこそ繰り返し面倒事を押し付けることができるのです。

また、面倒事を押し付けようとばかりする人はヒエラルキーに敏感です。ひとつのグループの中で自分が度の立ち位置にあって、その上下に誰がいるかということをよく観察して感じ取っています。だから自分よりも格下認定した相手に面倒事を押し付け、格上認定した相手に媚びへつらって恩恵を受けようとします。とにかく自分が得をするための努力は惜しみません。そして面倒事を押し付けやすい、おとなしく押しに弱い人や頼られるのに弱かったりする人を目ざとくロックオンし、散々利用してやろうとたくらむのです。

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