批判ばかりする人は過剰防衛をしている

職場で批判ばかりする人というのは残念ながら少なからず存在します。ですがその人が仕事を完璧にしているのかと言えばそんな事はありません。逆に人や物事の粗ばかり探していないで自分のことをしっかりすればと思ってしまう様な人が多いのが現状です。

ちなみに批判ばかりする人の心理として考えられるのは、特定の人物に言った言葉ではないのに自分が否定されたと思い必死で反撃する過剰防衛タイプを挙げることが出来ます。その他にも自分と同じ意見を押し付ける、自分の価値観が絶対だと疑わない謎の自信に満ち溢れたタイプなどがいます。

さらに批判する自分がカッコイイと勘違いしている人も多い様に思えますね。ですが価値観や考え方というのは人によって異なりますし、同じにする必要はないんです。だからもし自分が批判対象となっても相手せずにサラリと流してしまいましょう。

反論でもしようモノなら相手はさらにヒートアップしますし、自分も同じ土俵に上がってしまうことになります。職場という場所はあくまで仕事をするところです。そして職場の上司、同僚、部下全員と親しくしたり、理解し合うなんて無理です。職場だから波風は立てない様に心がけ、親しくなりたいと思えない相手とはそっと距離を取りましょう。

批判されるのが嫌になって退職

私が20代前半で介護施設で勤務していたころ、私のすることを見て批判をする人がいました。私は上司から指導を受けたとおりに仕事をしているのですが、掃除1つするにしてもわずかなほこりを見つけてきちんとやっていないとか、あるいは利用者のカンファレンスで全員の意見を聞きたいというので私が意見を述べたら若いくせに何がわかるのかとこそこそ批判をしてきました。一方でその人は自分は仕事をサボることもあり、おむつ交換の時間近くになると時々いなくなっていることもありました。本人はトイレが我慢できなかったと言っていたのですが、それが数日に1回はあることから職員皆から嫌われている存在でした。しかし私はその人よりも後輩であることから、周囲から冷たい目で見られていることに対してストレス発散をするとともに自分よりも仕事ができない人がいるんだということを周囲にアピールしていたのだと思いました。そしてある時私は認知症の利用者から暴力を受けて目を手で突かれてしまいました。その状況を見て周囲は慌てたものの、その人だけはそのくらいの程度で痛がるなんて大げさな、ということを言っていたのです。実際には私の目のダメージは大きく、片目の視力がやや低下してしまう状態でした。それから間もなくして私はその職場を辞めることにしました。周囲は私が利用者から暴力を受けたからだと解釈してたのですが、実際には暴力を受けたことより心配するどころか痛がる姿勢を批判するその人と一緒にいるのが嫌になって最終的には退職せざるを得なかったのです。

批判ばかりすると嫌われます

批判をすることが必ずしもダメというわけではないのですがそればっかりやっている人というのは基本的に嫌われます。批判ばかりしている人が職場にいるということになりますとものすごく雰囲気が悪くなりますし、きついことも多くなります。その人が極めて優秀であり、戦力としては申し分ないが単純に口の悪く、性根が曲がっているということもあります。能力と性根というのは基本的に関係ないことになりますので仕事においては優秀な人が批判ばかりしているということは稀にあります。無能な人が批判ばかりしているというのは本当に気にしなければいいという程度の話になりますのでまったく問題はないのですが、優秀な人がそういうことをしていると反論しようにもそちらの方が実績があったり能力があったり、純粋に階級が上ということがあったりするのでなかなか対処がしにくいということはあるでしょう。ではどのように対処すれば良いのかということになりますが基本的に聞くべき値のないことであると思ったのであれば無視をするということです。実際に、批判というのは聞くべき価値があることもあります。ですが単に嫌がらせ目的でやっているようなことであれば無視をするのが精神衛生上一番マシです。

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