陰口を言う人はとても嫌

私はあまり人づきあいが好きな方ではないのですが、社会で生きていく上で、人付き合いは避けて通れないので、それなりにしています。

とはいえ、ある人のせいで、人付き合いがとても嫌に思えることがあります。

その人はいわゆる、陰口を言う人なのです。

この人に出くわして、仕方なくこんにちはとあいさつをすると、待ってましたと言わんばかりに、私に近所の人の陰口を言ってきます。

事実だけでなく、本当かなと頭をかしげたくなるようなことも言ってくるので、嫌になってしまいます。

短時間で終わるならいざ知らず、喋りだしたら30分ほど延々と人の陰口を言い続けるのです。

人の陰口をこれだけ言っているのだから、自分の陰口も他で言っているんだろうなと思っていたところ、別の人から、この人が私の陰口を言っていることを知らされました。

どうやらこの人は、近所の人全員の陰口を言わないと気が済まないようです。

この人は一人暮らしで、他に話す人もなく、寂しさからこのようなことをしているのだと思われます。

ですが寂しいなら寂しいで、他人の陰口など言わずに、人が楽しくなるような話をしたほうが、人がたくさん寄ってきて、寂しさなんか吹っ飛ぶと思います。

半ばかわいそうな人と思って陰口に付き合っていますが、この人に出くわすと、心が重くなってしまうのです。

陰口を言うことは人を引きずり下ろすこと

前の職場で一緒に仕事していた女性が、典型的なその人(「陰口を言う」こと)が好きな人でした。私としては、仕事を人一倍こなし、本当に周囲から認めらているような人が、仕事しない人に対して

「あの人はどうしてあんなに仕事しないの?」

「本当にダメな人」と言うなら、まだ納得もできます。ですが、周囲が認めるほど仕事をこなしている人は、他の人を悪く言うことは、まずありません。また、そうした発言も陰口にはならず、「悪口」になる程度です。

 自分がいかに人や周囲に貢献できるか、ということを優先的に考えているからだと思うのです。言い方を変えれば、その逆にいる人が無駄な陰口をたたき、社会的に「善く」見られている人を自分の居る場所まで引き摺り下ろしてしまおうとするのではないしょうか。

 また、そういう人は得てして同じような波長にいる、または自分の側に取り込める人に近寄るのがうまく、同じ考えに同調させる、言葉巧みな才能を持ち合わせてもいます。元々陰口というのが、その名の通り、陰で口を合わせやすいような要素を持っています。たぶん、公言できないような話をわざわざ親しい者、ある種の同士が寄り集まって、簡単に結託できてしまうからでしょう。女性に多いのは、「繋がる」ことができる、「共感」してしまう、そんな感情に、つい心揺さぶられてしまうからなのではないでしょうか。

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