孤立する人は真面目過ぎる

みなさんの職場には孤立している人はいませんか?もしくはみなさん自身が職場で孤立ぎみなことに悩んでいるという人もいるかもしれません。職場で孤立している人の特徴は、真面目過ぎることです。就業時間内は1分でも雑談してはいけないと一生懸命になりすぎて、知らず知らずのうちに話しかけるなオーラを出していたり、他の同僚と雑談を初めても、一刻も早く雑談を切り上げて自分の仕事に戻ろうと思ってしまってぶっきらぼうな対応になってしまっていると同僚からは「硬いやつだな。」と思われたり「この人は他の同僚と仲良くする気があまりない人だな。」と思われてしまいます。そうすると、もっとリラックスして話ができる仲間同士が集まってしまい、いつの間にかその仲間グループから外れてしまって孤立するのです。職場の人間関係とプライベートは分けたい、飲み会にはあまり参加したくないなど性格はそれぞれですが、社内にいる時には無理しない程度に同僚とのおしゃべりに付き合ったり、ざっくばらんで人付き合いが良い人と思われたほうが職場で孤立しなくて済みます。もちろん、雑談や仕事の邪魔だなと感じるようなことに付き合ったとしても、職場での人間関係を円滑にしたほうが最終的な業務効率も上がります。真面目な性格の人も、職場で孤立しないために気楽な態度を心がけましょう。

協調性がないと職場では孤立する事例

私が新卒で入社した営業部の30代前半の先輩が、能力は確かにあるのですが職場で孤立していました。その先輩は、営業部内での飛び込み営業の売り上げ額もナンバーワンで、「営業なんだから売り上げがすべてだ!」という積極的なタイプでした。その反面、他の営業担当の縄張りに飛び込んで行って自分で新規受注してしまったり、いくら新規受注の為だからと言って自分の営業部長を飛び越えて役員に直接特別値引きの許可を取ってしまったりと社内ルールを破ってでも売り上げ至上主義でした。自分の個人的なコネクションを使って営業アポイントを取ってそれを社内の報告書には書かずに隠したり、他の営業担当が訪問した直後に飛び込みを掛けて結果的に横取りしたりとかなりグレーというか規則違反ギリギリでした。

営業成績がトップだった間はそれも黙認されていたのですが、ある時から先輩のようなスタンドプレーを防ぐルールが確立され始めました。結果的にその先輩は営業成績が伸び悩み、立場が弱くなると他のいろいろな営業から規則違反を次々に糾弾されるようになって職場で完全に孤立しました。結果的にその先輩は30代半ばにして退職しました。やはりいくら営業で成績をあげていても、協調性が無くスタンドプレーに走ると職場では孤立してしまうという私にとっての反面教師となりました。

職場では孤立する人は2タイプある

職場で孤立している人というのは大別して2つに分けることが出来ます。まず1つ目が自ら孤立する人で、職場で友達は不要と考え1人の方が気楽で休憩中くらいは1人で過ごしたいと思っています。最もそういう人はプライベートにおいても人が大勢いる所に行くことは好まず、趣味などに没頭している人が多いと言えます。

2つ目は職場の人と上手く付き合っていきたいと思っているのにコミュニケーション能力が低く孤立してしまう人です。その手のタイプは人見知りが激しく、自分の意見を口にすることが苦手な人と言えます。他にも感情が顔に出やすい人は職場での人付き合いが不向きと言えます。プライベートなら気が合う相手とだけ仲良くしたらいいのですが、職場ではそうはいきません。苦手な人でも上手くやる能力が必要です。

そんな職場で孤立している人の対処方法は人目を気にしすぎないことです。全ての人に気に入られるのは無理と割り切れば少しラクになりますし、人目を気にして八方美人なやり方を選ぶと逆に悪目立ちしてしまいます。職場での人間関係を上手くやる為の具体的な方法は人の話をしっかりと聞くことです。そして苦手な人に対しても挨拶だけは顔をみてきちんとすれば人間関係は多少改善します。

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