キレやすいギャンブル好きな上司

どんな職場にもキレやすい人というのは、一人二人いたりするものです。私が体験したのは、ギャンブル好きな上司で、日課のように仕事終わりにパチンコに行く人がいました。その人は、パチンコで勝っているときには大変機嫌がよく、何かと世話を焼いてくれたりもするのですが、逆に、パチンコで負け始めると、イライラしはじめ、さらに、パチンコに行くお金のなくなってしまった給料日前ともなると、ちょっとしたことで、キレることが増えて、会社の中だけでなく、対外的に付き合いのある取引先に対しても、横柄な態度を取っていたりします。私たち社員やスタッフは、またこの人はパチンコで負けて苛ついてキレているだけと理解しているのですが、突然、何の前触れもなく、怒鳴り散らされた顧客や関係者は、きっとびっくりしているのではないかと思います。対処法としては、とにかく腫れ物に触らないように、そっとしておくことが取りうる手段のなかで最も害がないように思います。

というのも、誰かが何かをしたところで、キレやすい人の気分や期限を変えることもできず、むしろ逆効果となり、逆鱗に触れることにもなりかねないからです。

時間が解決してくれる、と信じつつも、いい加減、自分がキレやすいということを自覚してほしいなと願うばかりです。

キレやすい人一緒に働いた話

私はどちらかというと気が短い方なのですが、私なんか比べ物にならないほど気が短く、すぐにキレる人と一緒に働いたことがあります。

以前働いていた会社で異動があり、私は製造部門に回されました。

それまで製造の仕事をしたことはありますが、この製造部門で製造しているモノを作るのは初めてなので、職場の人に指導してもらうことになりました。

私に指導をしてくれることになったのは、この部門で20年以上も働いている、ベテランの人だったのです。

見た目が温和で、物静かに話す人なので、この人が指導に当たってくれてよかったと、この時は思いました。

ある日私がこの人に言われた作業を、ひどく失敗してしまうことがありました。

するとものすごい剣幕で怒り、私を何度も怒鳴りつけたのです。

日ごろの言動とあまりにも違ったので、私は驚きを隠せませんでした。

何度も何度も謝り、やっとの思いで怒りを鎮めることができました。

しかしこの人はとてもキレやすい人で、この後も私が失敗する度に怒鳴られ続けたのです。

それで私は怒鳴られないようにと、必死で仕事を上手くこなすように努力しました。

おかげで仕事が早く覚えられましたが、職場にいる時は生きた心地がしませんでした。

この後私はまた異動になり、この人の元からやっと離れることができたのです。

もう二度と、キレやすい人の近くにはいたくないと、この時しみじみ思いました。

キレやすいのは精神的に成熟していない

私が体験した職場でキレやすい人の特徴として、精神的に成熟していないため自分の感情をコントロールすることができず、また、自分の事が一番大切なので、自分の手柄や成績に影響するようなミスや、自分の意見に反論するような人に対してキレることがあります。

このようなタイプの人は、仕事やプライベートが上手くいかない時など、イライラしている時は、普段は怒らないような些細なことでも突然キレますし、聞いたことないような話をして、前にこう言ったよね?なんでできないの?というような理不尽な怒り方をしたりします。

このような行動にでるのは、自分が機嫌が悪いから発散している部分もあると思いますし、基本的に自分が悪いとか、自分がダメなんだという気持ちはなく、うまくいかないのは他の人のせいだと思っていることが原因だと思われます。

こういったタイプの人に対する対処法ですが、先ほど述べたように、自己中心的で、理不尽なことでキレたりするので、基本的にはあまり関わらないようにすることが一番だと思いますが、どうしても解決しなければならない場面もあると思います。その時に、おだてたりしながら話すと上手くいくことがありますが、ダメだった場合は、信頼できて、その人より立場が上の人にお願いするのもよいかもしれません。基本的に、自分のことが一番大切なので、自分の評価を下げたくないという思いからか、自分より立場が上の人にはぺこぺこする傾向があるからです。

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