人によって態度を変える人を分類すると

人によって態度を変える人というのは大きく2つに分類できます。

1つ目は極めて計算高く、自分が得をする状況というのを虎視眈々と狙っている人。自分にとって利用価値のあると思う相手には媚びを売って取り入ろおいしい思いをしようと企んでいますし、利用価値のないと思う相手には驚くくらい冷淡です。コミュニケーションを自分が得をするための手段だと考えています。そして他人への思いやりに欠けています。それまでたくさん持ち上げて距離を詰めようとしていた相手でも、利用価値がなくなればアッサリ手のひらを返しますし、散々ないがしろにしてきた相手でも、利用価値を見出すことがあれば突然近づこうとしだします。

2つ目は好き嫌いがはっきりしていて、それを包み隠さない人。損得は抜きにして、とにかく自分が好意を持っている相手としか付き合いたくないという考えを実践しています。好きな相手と嫌いな相手との態度があまりに違うので周囲を戸惑わせることも多いですが、わかりやすい人でもあるので次第に周囲もそれに順応していきます。こういうタイプはいくら好きな相手でも、仲違いや心変わりをすればコロッと冷たい態度に豹変します。

どちらも共通して言えるのは自分に正直な人です。相手や周囲がどう思うかというのは一切意に介さず、ただ自分の思惑や感情の赴くままに行動しています。

人によって態度を変える人は受け流しましょう。

人によって態度を変える人に出会った時は「こういう人なんだ」と割り切るしかありません。本人は確固たる意志をもってそういった態度を使い分けているので、周囲がどうにかしようとしたところでどうにもならないのです。周囲がその人に合わせる、受け入れるとまではいかなくても、受け流すぐらいの寛容さをもって扱うのが一番の対処法です。

もし自分が好意的に扱われる側だとすれば、あまり距離を詰めない方がいいでしょう。そういったタイプは人間関係でトラブルを引き起こしがち。自分も巻き込まれたくなかったら深入りはしないことです。

もし自分がないがしろに扱われる側だとすれば、気にしないことが肝心です。さすがに露骨な態度で悪い扱いを受けるのは、相手がどんな人であれ心穏やかではありません。しかしまともに受け止めても自分がつらくなるだけです。自分とは合わないタイプの相手なんだ、価値観が全く違うんだということで放っておきましょう。

学校や職場などで、こういったタイプの人に出くわすケースは非常に多いです。しかしそんな人を真正面から相手にしたりムキになったりするのはあなたにとって良くありません。「こういう人いるよね」くらいの気持ちで程々に受け流しましょう。

絵に描いた様な人によって態度を変える人

以前勤めていた会社のお局が、絵に描いた様な人によって態度を変える典型的な人でした。その会社には転職で入社したのですが、一番最初の初対面の挨拶の時から何となく他の方とは違った違和感を覚えたのが印象的でした。その時はあまり気にしなかったのですが、決定的だったのが、私が挨拶した時にそのお局と周りに他の社員の人が何人か居る時は普通に挨拶を返してくれました。ですが、私とお局が二人きりの時に挨拶をしても一切返事も無く、目も合わせてくれずわかりやすく無視してくれました。

もしかして私の声が聞こえなかったのかもしれないと思い、後日普段よりも大きめの声で挨拶しましたが、結果は無視で変わりませんでした。これまで何社か会社勤めしてきましたが、ここまであからさまに態度を豹変させる人は初めてでしたので戸惑いました。

私が新人で至らないせいだと自分を責めていましたが、色々調べている内に、態度を変える人間はそれだけの器だから気にせず仕事を頑張って、あれこれ悩まずスルースキルを磨いて堂々としていればいいんだと悟ったのです。

そんお局の気まぐれに振り回される為に仕事をしているわけではないと気を強く持って仕事をしています。相手が無視しても私は挨拶だけは続けています。挨拶は人の為じゃなく自分にすると思えば平気になりました。

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