先輩が上手にアメとムチを使い分けて指導

看護師1年目のときに、先輩が上手にアメとムチを使い分けて指導してくださいました。私がミスをしたときには、厳しく叱ってくださいました。最初は怖かったですし、自信をなくしかけました。何回か叱られることが続いて、落ち込んでいましたが、私が患者様と接している姿を見て対応が良かったとほめてくれたのです。また、手術の準備もスムーズで良かったよとほめてくださり自信につながりました。半年看護師をなんとか続けることができ、先輩がごはんに誘ってくれました。先輩を通して感じたのは、ダメな時はしっかり叱るけれど、できているときにはほめてくれて、しっかりとアメとムチを使い分けているなあと思いました。私はその先輩に絶大な信頼を寄せることができ、なんでも相談に乗ってもらっていました。自分のことをしっかり見てくれていて、きちんと評価してくれているんだなあと実感しました。別の先輩は注意ばかりしてきて、自分が悪いのはわかっているし、ほめられたいわけではないけれど、その先輩と夜勤のときは仕事のモチベーションが全然上がりませんでした。私も将来リーダーや指導する側になったときには、アメとムチを正しく使い分けられる人になりたいと思います。そのことが部下への信頼を得ることにつながるんだなあと先輩を通して実感しました。

子育てでアメとムチを使い分ける

最近になって思うことが、子育てをしていると「アメとムチを使い分ける人」にならなければいけない所があるな〜と思います。

子供もそうですが、親も子供と同じように何もかも初めてのことばかりです。

そんな中で、子供に対してたまにはアメを与え、そして時にはムチを打つことで親も子供と同様に成長することができると思います。

時には、子育てのストレスからムチばかりになってしまいがちですが、子育てのストレスと自分の心のバランスを取ることがとても大切だということを実感しています。

ストレスとムチのバランスを取り、その中で愛を持ってアメを与えることで子供とのより良いスキンシップを取ることができます。

親も、子供からアメとムチのバランスの取り方を教えられている気がします。

今までは、「アメとムチを使い分ける人」のことをあまり良い印象がありませんでした。

ですが、自分自身がある意味「アメとムチを使い分ける人」にならなければいけない立場になった時に、意外と起用さが求められるんだな〜とシミジミ思いました。

何事も、バランスを取ることはとても難しいことです。

ですが、上手にバランスを取って、楽しく「アメとムチを使い分ける人」になりたいと思います。

オフィスではアメとムチは非常に有効

何事も単調となれば飽きが来るものですが、アメとムチを上手に使い分けられる人は、相手の心理を的確に読み取る力を持っています。特にムチの要素は愛情があるという裏付けが証明されていて、上手に叱るということこそ、その人の魅力につながります。指導的な立場にあれば、母性的な寵愛と叱るという2つの行為をしっかり使い分けることが大切です。

大企業のマネジメントでは、社員を育てていくということが大事となり、体育会系の雰囲気が踏襲されています。しかし時代の流れを的確に捉えていくことが大事になり、あえてアメとムチを使い分けることが良き結果を生みます。普段叱っている人も、時折優しさをにじみ出すことによって、より高度な信頼を得るきっかけが出てきます。部下から尊敬される上司を目指すには、感銘を受けるシーンを増やしていく行動が不可欠です。

もうひとつアメとムチで大事になることは、集団生活での関わりです。特定の人のみに注意を払う場合は、大声を上げるより別室で応じる方が賢明です。他の社員の模範となる態度が示せれば、オフィスではアメとムチは非常に有効な手段となり得ます。人の気を引くことに加えて、統率心が図れる部分がアメとムチの大きな魅力です。

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